子供とワンちゃんに嬉しい家

初めて友人宅でそれを見た時、子牛だと思いました。
全身真っ黒で大きなその犬は、友人の家で家族の一員として立派な存在感がありました。
私は子どもの頃犬に噛まれたことがあり、実は苦手です。

それが理由で動物全般も得意ではありません。
言いにくいその気持ちを察知して、友人はゲージの中に入れてくれました。
でも普段は家の中を自由に歩いているようです。
その為に、リビングは広くて清潔。
物の数も少なくテーブルとテレビがあるだけです。
絨毯系の物も無ければ、クッションも座布団もありません。
そんな所からも、ワンちゃんを大切に思う友人の気持ちが伝わってきました。
家を建てたら、ワンちゃんや子供が元気に走り回れるようにしたいと言うのが、友人の希望でした。
その通り、新築した家は、太陽の光がいっぱい入ってくる明るく爽やかな家。
子供もワンちゃんも楽しそうです。
マイホームを手に入れるメリットには、こんなこともあるんだなと思いました。
よその宅にお邪魔すると、急に自分の家の模様替えをしたくなるのは私だけでしょうか。
きっと、どのお宅もステキに見えるから、真似したくなるのかもしれません。
我が家に来てくれた友人たちも、色々褒めてくれます。
皆優しくて気配りのある方だと思います。
そんなにお洒落な作りでも贅沢な家でもないのですが、そうやって良い気分にさせてくれます。
子供が子牛のようなワンちゃんを見て、自分も飼いたいと言い出しました。
家も物が少ない家ですから、動物を飼うのには向いているかもしれません。
きっと賑やかになりますね。
検討してみましょう。

今までで一番快適だったペット可の物件

東日本大震災の時、住んでいたアパートが全壊し、やむを得ず引越しを余儀無くされました。
私は猫を飼っているので、ペット可の物件を探したのですが、見つかったのはたったの2件。
震災後ということも重なり、ペット可の物件で絞るとその2件しかなかったのです。
しかも、綺麗だけど家賃がものすごく高い部屋か、ものすごく安くてボロい部屋という究極の選択。
安くてボロい部屋は、交通の便がかなり悪く、しかも水道が復旧していない地域にありました。
緊急時とはいえ、しばらくは住むことになるであろう場所です。
慎重に検討した結果、予算オーバーではありましたがもう片方の綺麗な部屋に決めることにしました。

引越してみて、びっくりしました。
玄関の前には、犬の足を洗うための洗い場。
リビングのドアには、猫が通り抜けできるよう猫ドア付き。
ロフトに伸びた高いキャットタワー。
壁や柱は、猫が爪とぎ出来ない素材でできていて、飼い主も安心です。
さらには、全部屋防音という徹底ぶり。
単身者向けとは思えない、もう、完全にペットのための部屋でした。

その部屋で暮らしたのは2年弱という短い期間でしたが、うちの猫にとって、とっても快適だったのではないかと思います。
毎日楽しそうにキャットタワーで遊んでいました。
私としても、今まで住んだ事のあるペット可の物件の中で、一番綺麗で住みやすい部屋でした。

今住んでいるアパートには猫ドアもキャットタワーもついていないので、猫もつまらなそうにしています。
また、あんな部屋に住めたらいいなぁと思います。

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