転職してみて実感した父の言葉
去年の冬、30歳を過ぎてからの転職を経験しました。
前職はコールセンター。
特にやりたい仕事ではなく、20代前半に入社してだらだらと10年以上経過してしまった感じです。
だらだらと、と言ってしまうと聞こえが悪いですが・・・。
オペレーターとして入社して、1年程度で管理職に昇進し、多忙な日々を過ごしました。
辞めたいと考える暇もなく、無我夢中で走り続けた11年間。
そして東日本大震災の直後、また昇進したのです。
今度は部下の数も責任も倍以上。
もともと真面目な性格の私は、体を壊してしまいました。
この頃から転職を考えるようになったのです。
もともと人と話すよりコツコツとした作業が得意だったので、何か自分に向いている仕事が他にあるのではないかと考えてしまったのです。
そうなると、年齢もあるし早い方がいいだろうということで、転職を決意したわけです。
今は、画像処理のオペレーターとして働いています。
フォトショップを使ってひたすらパソコンと向き合う仕事です。
仕事なので楽しいことばかりではありませんが、やりがいのある仕事です。
給料は激減しましたが、転職して本当に良かったと思っています。
フォトショップは使ったことがなかったので、勉強勉強の毎日です。
本当に難しい。でも、何かひとつ覚えるごとに喜びを感じます。
昔、「やりたい仕事でなくても長く勤務することに意味がある」というようなことを父が言っていました。
当時はあまりピンときませんでしたが、今ではその意味がなんとなくわかるような気がします。
コールセンターで勤務した経験は、社会人経験として実りのあるものでしたから。
電話の出方、敬語の使い方はもちろん身につきましたし、ここには書ききれないほどの経験をしました。
実際現職で、社長に「電話対応がすごく上手。さすがだね」と褒められたんですよね。
1年2年で辞めていたら、次に繋がるようなスキルは身についていなかったでしょう。
今はとにかく早くフォトショップを使いこなせるようになりたいですね。
せっかくやりがいのある仕事に就けたのだから、この道をとことん極めたいと思っています。