子供も大好きなフレンチのコース料理

それぞれの家庭で、子供の教育方針や考え方、価値観が違うものです。
子どもの頃から贅沢をさせることを良しとしないご家庭もあれば、早いうちから何でも本物に触れさせた方が良いとお考えの家庭もあります。

どちらが正しいのか間違っているのか、私には分かりません。
どちらが子供の為になるのかも、答えは見つかりません。
でも、あんまり深く考えなくても良いような気もしています。
我が家では、洋服やおもちゃなどには全く興味が無いのですが、美味しい物や旅行には目がありません。
休日になると、何らかの理由を付けてはどこかに食べに行きます。
お祝いだのお疲れさん会だの、理由は何でもＯＫ。
こうやって、美味しい時間を家族で満喫しているのです。
七五三の時に、洒落たレストランでフレンチのコースを食べたことがありました。
七五三ですから、当時子供はまだ七歳。
これが初めてのコース料理だったと思います。
お爺ちゃんやお婆ちゃんも招待して、個室での食事会となりました。
子供も初めは緊張していたようですが、次から次へと目の前にお皿が差し出されるこのシステムに興味津々。
すっかり気に入ってしまったようです。
それからと言う物、また食べたいと催促されるようになりました。
コースと言っても、一人２５００円程度の食事です。
雰囲気も良く気持ち良く頂けるので、正直私もこのレストランが好きです。
主人はこのお店のキッシュが好き。
娘は、ナイフとフォークで頂くステーキに興奮していました。
赤ワインで煮込んだと言う、柔らかく少し甘みのある大人の味です。
私はと言うと、魚介を使ったちょっと変わった味のサラダが一番好きです。
そろそろ食べたくなってきました。

ワイナリー

めきめきと業績を伸ばす企業や業界を紹介するテレビ番組で、とあるワイナリーを紹介していた。
都会からのアクセスが悪く、大きな名物がない土地で、予約が半年先まで取れないワインレストラン。
お店に入る前のお客さんにインタビューするスタッフに対して、テレビで紹介しちゃうんですか？知られたくないのでちょっと嫌です〜と苦笑いで本音を言っていた。

誰にも教えたくない自分だけのとっておきのスポットだということで、あまりメディアの取材を受けず、口コミや紹介だけで広がっていった、本物の人気店だ。
そこは広大な敷地にあるブドウ畑がある土地で、作られるワインは国内のみならず海外でも評されているんだとか。

その作りたてのワインと、地物の野菜や肉などを使った絶品コースが食べられるレストランは大人の贅沢な空間。
このレストランでは子供連れの来店を一切断っているというから驚きだ。
母世代の子育て、つまり私が子育てされていたときは、ファミリーみんなでどうぞというお店が少なくて、食事は座敷があるうどんかフードコートだったそう。

イタリアンのお店などで子供が騒ぐことが独身時代嫌いだった母は、そう思われないようにうどんなどをしょうがなくセレクトしていたらしい。
今ではどこでも子供OKの雰囲気だが、同時に大人の雰囲気があるお店も失われていった。

子を持つ母親は最初は反発するかもしれないが、私はこういったお店の棲み分けは良いことだとおもう。
母親側も、行けないんだったら他のお店に行けばいいからと割り切れるだろうと思う。
このワインレストランの番組は5年ほど前に見たものだが、本当にその後テレビや雑誌で紹介されることがない。

しかしブログやSNSで紹介している人の話しではやっぱり今も繁盛しているようだ。

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