個別指導の良さ
小学校や中学校、高校の授業の進み方というのは、学生一人一人の能力や学習スピードは異なるものの、同じペースで進んでいきます。
読解力が早い子は授業のスピードが遅いと感じたり、理解に時間のかかる子にとっては、もう少し時間にゆとりをもって進めて欲しいと思っていることでしょう。
一人一人の学習スピードやレベルに応じた完全個別指導を目指し、尚且つ自学する力や本を読む力を養うことに力を注いでいる学習指導方法をご存知でしょうか?それは、CMでもおなじみの「公文式」です。
学習のレベルを、その子に適した教材で学力アップをサポートしています。
指導者が、その子の得意とする部分を延ばし、そして、弱点となる部分を見抜き、丁度良い教材を与えていくのです。
学習塾と異なる点は、ホワイトボードを使って授業をしたり、みんなの前で問題を解かせるとういことは一切ないのです。
公文のクラスは、一人一人が違った教材を手にとって、机に向かって静かに問題をといているという光景が、学習塾との決定的な違いでしょう。
それはまさに、自学し、自習する姿です。
「丁度良い」というのは、自ら考える力を育てるのに大きな役割をになっているというわけです。
この力を養い続けることで、真の学習する力、問題を自ら問こうことする力を大人になっても発揮し続けていくのが公文スタイルです。
そして公文は、幼少教育にも重きを置き、、読み聞かせの実践を母親にも指導し、言葉のシャワーを子供達はたくさん浴びていきます。
そんな子供たちは語彙力豊かになり、本をたくさん読むことで思いやりの心も育んでいくのです。
また、くもんには、レベルランク付けされた推薦図書が存在し、本もその子に応じた適切な本が読めるように研究されています。
公文式が世界で支持されている最も大きな理由は、「自ら問題を解こうとする力を養う」という大人になっても大事な部分が根幹にあるからと言えそうです。
日本の学校教育のあり方も、横ならびの授業ではなくて個別指導が実現すると、学習に取り組む子供たちの姿勢がもっと楽しいものになるかもしれません。