生き物の大好きな息子と私
ペットが欲しかった私は自分の小さな頃の思いと息子の今の思いを重ねてみた
私の息子は生き物が大好きで今多くの生き物を自宅で飼っています。
特に昆虫が好きで、夏の季節に捕まえたカブトムシやクワガタが3つくらいの虫かごの中で生きています。
本当はもう少し大きいペットを飼いたいそうです。
実際私も小さい頃は犬が飼いたくて、段ボールの中に入っている子犬を見た時に思わず連れて帰ってしまいました。
最初の頃は親にばれずに内緒で世話をしていたのですが、すぐに限界が来ました。
平日なら父も母も仕事で家を留守にし、冷蔵庫の中身を漁っては食事をあげることができたのですが、土日になるとなかなか隙がなくて自分の残した朝御飯をそっと隠してあげるようにしていました。
すぐに母にばれてしまい、母は置いてあった場所に戻さないとダメだと私に叱りました。
今では母のその頃の気持ちが分かりますが、その頃は私もまだ小学1年生だったので全く理解できず、むしろ母の事をすごく冷たい人間だと思った記憶があります。
ただ、私は土日になると結構母の実家にお泊りに行くことが多く、母の実家には従兄弟が3人にいたので自宅で妹と2人でいるよりも楽しく、確かに犬を飼うという自覚は少なかったかもしれません。
今では犬を飼ったら、家を離れられない、泊まりに行くなら連れていくかペットホテルか、と考えてしまいます。
でもその頃の私は何も考えず目の前にある小さな子犬の命を救った気になっていました。
そして次はきっと息子がそのような気持ちを私に抱くようになるんだなと思います。
もし息子に犬を飼いたいと言われたら、私のあの時の経験を話してみようと思います。
ペットを飼うと言う覚悟がどの程度の物なのか、そしてどんなに大変なことなのかをじっくり伝えていきたいと思います。
昆虫の小さな命を大事にしている息子なら私の話をわかってくれるかもしれないと少し期待している私です。
犬も人間と同じ大事な一つの命
私は先日盲導犬のニュースを見ました。
現在自宅でトイプードルを飼っているため、盲導犬も他人事ではなく思えたのでネットでそのニュースに関するコメントも覗いていました。
盲導犬にいたずらしてしまった人間がいたと言う事件で何とも嘆かわしいものでした。
盲導犬は安易に吠えてはいけないと言う訓練を日頃は受けているようです。
ただ絶対に吠えてはならないと言うわけではなく、ペアとなった人間との関係の深さで吠える必要がない場合も多いと思います。
吠えてはいけないと言うことばかりが出回ってしまい、その事件の中でいたずらした人間に吠えることができないなんて、可哀想過ぎるという意見が多くみられましたが、決してどんな時でも吠えてはならないと言うルールはないそうです。
それよりも何よりも、盲導犬に害を与えてしまった人間の愚かさを私は非常に恥ずかしく思いました。
我が家のトイプードルがもしそのような事件に巻き込まれてしまったらと思うと、加害者を許せません。
動物も立派な命をこの世で受け、まっとうに生きる権利があると私は思います。
特に犬は猫とは違い、きちんと愛情を持って育てないと人間に対する不信感を持ち、噛みついてしまうことが多く、保健所に連れてかれてしまう犬もいます。
でも、それも人間が自分勝手に犬の命を粗末にした結果だと思うととても申し訳ない気持ちになります。
弱い者には優しく、小さいものには優しく、という子どものころに受けたしつけは人間同士だけではなく、全ての命ある生き物に共通して言えることでしょう。
ペットを第一に優先的に考えろとは思いませんが、ペットの命は自分と同じ一つしかない命だと思って生活していくべきです。
ペットを飼うときにはぜひ心がけてほしいと思います。
そして私はこれからも自宅にいるトイプードルを大事に育てていきたいと改めて実感しました。