運動会の日のスペシャル料理

親になって思うのは、子供も大変ですが同じように親も大変だという事。
学校行事がある度に、色々用意したりやらなければならないことがたくさんあります。
その一つに、運動会などのお弁当作りがあります。

普通の日であっても、月に数回はお弁当作りがあるのですが、それは全く問題ありません。
しかし、こういった特別な日の為のスペシャル弁当となると話は違います。
どこのお宅でも、いくつもの重箱にこれでもかと詰めて重そうに持ってきます。
そんなに作ったところで、これから走ると言う子供が食べられるわけでもないのですが、これも長く伝わる習慣なのでしょう。
朝早く起きて、大仕事。
本当に大変な作業です。
しかし、あまり大きな声では言えませんが、我が家は違います。
と言うか、私は違います。
今まで一度も作ったことがありません。
なぜなら、お婆ちゃんが毎回作ってくれるからです。
義母は、もと調理師。
人気のレストランで働いて来た人です。
ですから、味も見た目も抜群!
プロの味を頂くことができるのです。
しかも、料理が趣味の人でもあるので、作ることに生きがいと喜びを感じているので、私は遠慮せずにいつも作ってもらえるのです。
こんな恵まれた嫁はいないでしょう。
柔らかくて牛肉の旨みが広がる煮込みハンバーグや、味のしっかりした煮物。
塩味の利いた具だくさんのおにぎりや卵焼き、スパゲティ、フルーツの盛り合わせ等々いくつも並びます。
今年ももうすぐ運動会が来ます。
大きな風呂敷包みをいくつも抱えて、ニコニコしながらやってくるお爺ちゃんとお婆ちゃんの姿が目に浮かんでくるようです。

お弁当に母の味

子どもが小学生になってお弁当を機会が一年に何度かしかなくなってしまいました。
幼稚園の頃の様に毎日お弁当を作るのはすごく大変だったけれど、今みたいにほとんど作る機会が無いのもちょっとさみしいものです。

私が住んでいる地域では公立の中学校がお弁当なので、また作ることになるかもしれません。
幼稚園の時の小さなお弁当箱とはちがって、お弁当箱も大き目になるので、おかずに悩むかもしれません。
でも、キレイに空になったお弁当箱を見ることはうれしいので、ちょっと楽しみです。
今週末には子供が通っている習い事で遠足があります。
いつもの小学校の遠足とは違って、いつもあったことの無いような子たちとも一緒の遠足でちょっと緊張するかもしれないし、人見知り、場所見知りの娘がどんなふうにすごすのか心配だけれど、本人の希望で参加するので楽しんできてもらいたいと思っています。
お弁当のリクエストは、おにぎりに甘めの玉子焼きです。
毎回、お弁当には甘めの玉子焼きを入れてほしいという娘。
きっとほっとする味なんでしょうね。
知らない人ばかりで不安な遠足もいつもの味の玉子焼きでちょっとほっとして貰えたらいいなぁって思っています。
そういえば、私も中学生のころ、土曜日の部活のためにお弁当をもっていっていました。
なんとなく、いつもの母の味のおかずが入っているとほっとしたし、午後の部活も頑張ろうって思えたのを思い出します。
料理が上手でも、そうでなくても、母の味は最高ですね。

«
»