両親の教え

「かけっこでもお絵描きでもなんでもいいから、自分の得意なことを見つけて、一等をとりなさい」
私は子供の頃から、そんな教育を受けてきました。
両親はおそらく、何かで一番になって、自信をつけさせてあげたかったのかもしれません。

小学生の頃の私は、学年で一番足が早くて、特に何の努力もしないまま一番になってしまいました。
運動会ではいつも一番で、両親にとても褒められました。
中学に入ると私よりもっと足が速い子がたくさんいて、一番を取ることが難しくなってきました。
その頃中学で英語を習い始めた私は、またまた何の努力もせずにいい成績を取るようになり、学年でトップを取るようになりました。
一番になれないかけっこよりも、楽して一番を取ることができる英語に走ったわけです。
今考えるとただの根性なしです。
英語に関しては、それなりに勉強はしましたが、もともと向いていたのでしょう。
するすると頭の中に入ってきましたし、英語だけは勉強をするのも苦痛ではありませんでした。
テストで一番が取れなかった時は、悔しくて悔しくてたまりませんでした。
高校では、言葉通り英語だけできる子でした。
数学や歴史、科学など、英語以外は殆ど赤点。
でも、両親は私を怒りませんでした。
私自身、英語だけ頑張ればいいと思ってました。
その代わり、英語だけは絶対に誰にも負けたくないという気持ちはずっと持っていたと思います。
記憶している限りでは、英語だけは常に成績はトップでした。
今は英語とは無関係の仕事をしています。
しかし、両親の言葉は忘れていません。
今でも両親の教育方針のとおり、「何でもいいから一番を取る」をモットーに日々仕事に励んでいます。

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