ネットの魅力と主人の魅力
人は、自分に無い物を求める生きものだと聞くことがあります。
恐らく、それは本当の話ではないかなと思います。
その気持ちが、憧れや尊敬に繋がり、愛に変って行くなんてロマンチックなこともあるのが分かります。
実は、私と主人もそんなカップルの一人です。
私は、パソコンも携帯電話も操作が得意な方ではありません。
携帯電話に関しては、無ければ無いでも全然平気です。
パソコンも、今でこそ好きで身近な存在になっていますが、昔は全く興味がなければ自信もありませんでした。
必要に迫られて、パソコンスキルを身に着け学んだ口です。
仕事をする上で、また生活をする上で、無くてはならない物であることを知っていたからです。
しかし、主人は全く反対の人。
高度なスキルを求められる職場にいるわけではないのですが、とても詳しいのです。
大学時代に学んだそうですが、もともとやはり好きなようです。
ホームページを作ることも好き。
そんな私に無い特技を持っているところに魅かれて、付き合ったところもあります。
本当に十人十色だと思います。
一人一人、得意な事や苦手な事、向いているものや向いていないものがあるのだとしみじみ思います。
それできっと良いのでしょう。
それでも、私は今日もこうして必要なことはできるわけですし。
楽しいショッピングももちろんネットでも可能。
本当に便利な世の中になりましたね。
遠くに住む友人たちの現状も、手に取るように分かりますし、気軽にやり取りもできます。
まるで、すぐそばに住んでいるような気さえしてきます。
繋がっている温かい気持ちにもなれるのです。
ネットがあればすぐに繋がれる友人たち
今に決して不満があるわけじゃないけれど、時々昔の一番楽しかった時を思い出したくなることがあります。
今も幸せですが、若かった頃にもかけがえのない素敵な思い出がいっぱいあります。
ふと、その時の空気に触れてみたくなるのです。
でも、諸行無常。
今も昔もとどまるところを知らず、どんどん月日は流れて行きます。
今だって、あっという間に過ぎて行ってしまうものなのです。
昔の友達たちは、皆遠くで暮らしています。
本当に好きな人たちは、私の周りには住んでいません。
それぞれの道を歩んでいるのですが、なんせ遠い為会って話すことはわずかです。
でも、ネットがあるおかげでみんなの現状を知ることもできますし、やり取りも簡単にできます。
それが、本当にありがたい毎日です。
どんなに頑張っていても、どんなに気を付けていても、上手く行かないこともありますし、変なウワサを流されてしまうこともあるものです。
時には心が本当にダメになりそうなときだってあるかもしれません。
そんな時は、大好きな友達の声を聴きたいと思ってしまいます。
友達とは、本当にありがたく素晴らしいものだと思います。
ネットがあれば、やり取りが簡単。
こちらがたとえ元気じゃなくても、「元気?」って書いて、くだらないあほ話を書いて送信。
すると間もなく更にあほな話が書かれたメールが届きます。
たったこれだけで、ほっとするのです。
多くを語らなくても、お互いに何か感じているものがあるのかもしれません。
やっぱり私は最高の友人たちをもちました。
まだまだ頑張って行けそうな気がしています。