忘れられない結婚式での主人の言葉
結婚してから今日まで、色なことがありました。
良いこともそうではないことも、すぐに思い浮かぶほどたくさんあります。
良いことであれば嬉しいけれど、そうではないことが起きた時は色々考えます。
全てを投げ出してしまいたくなることだって、ないわけではありません。
でも、そんな時思い出す結婚式の思い出があります。
「一目ぼれでした」
これは、結婚式の最後の挨拶の時に主人がステージで言った言葉です。
この時のことは、しっかりと我が家のビデオにも納められています。
こんなことを言うと、何だか私はものすごく美人のように思われるかもしれませんが全く逆。
主人はかなりユニークな好みの男性のようです。
ただ、思うのです。
あんなにたくさんの人がいる中で、そんなことをマイクで話せる人がこの世にどれ位いるのだろうかと。
私が綺麗かどうかは別にして、人前で堂々とそんなことが言えるなんてと、真似のできない主人の勇気に私は頭が上がらないのです。
私だったら、絶対に言えない台詞です。
たとえもし主人がハリウッドスターのようにカッコ良い人だったとしても、やはり言わないと思います。
「一目ぼれでした」
その言葉をなぜ言ったのか、今でも不思議ですし気になっています。
結婚が決まった時、遥々遠くから飛行機に乗って友人が訪ねてきてくれたことがありました。
主人に幸せにしてやってくださいねと言ったそうです。
でも主人は、この人は私ではなく自分の力で幸せになって行く人だと思いますと答えたとのこと。
その言葉の意味は、今でもよく分かりません。
私が強く見えたのか、それとも自立していることを認めていたのでしょうか。